Spells and Charms HOMETOWN Ver.
魅力 魅了 まじない 呪文 魔法 魔法使い 惹きつける 不思議な力 魔除け 御守り 心を強くしてくれるもの 心を安定させてくれるもの
クリーミーマミやひみつのあっこちゃん。姫ちゃんのリボンやセーラームーン。ヒロインが変身する時に唱える呪文とミラーコンパクトやステッキ。アニメのヒロインやアイドルに憧れたり、変身願望があったあの頃。大人になった今、変わったことは別の誰かではなく、自分の人生を豊かにしたいということ。時には誰かに頼ってみたり、何かに縋ってみたりすることもある。ちゃんとそれが自分の力になることをわかっている。自分の心を強くしてくれるお守りや言葉、惹きつける魅力。
それを持っていたり、人に与えることが出来る方々をゲストに迎えました。SWEETS編、HAIRCUT編、HOMETOWN編と3部作でお届けいたします。
HOMETOWN編では、昨年末にpuytooを発表した窪山貴美子さんの京都出身ならではのエピソードやおすすめの場所を紹介してくれます。
「住んでいた頃はあまり興味がない街でしたが、東京に住むようになってから京都の良さに気が付きました。何処に住むにも、陽と陰みたいなものはあって、京都の美しい所だけでなく、雑多な部分も好きです。」
●冬夏
「日本茶を目の前で一煎一煎、丁寧に淹れていただくお茶屋さんです。カウンターが数席しかないので、予約がおすすめ。ゆっくりとした贅沢な時間を味わえ、2階が日日というギャラリーでは、使われている急須や湯呑みも販売され、お買い物も楽しめます。」
●ととや・zero waste kyoto
全て量り売りで購入できるお店です。エコなのはもちろんですが、少量で試せるのもとても良く、近所にあればいいのにと思う、楽しいお店でした。種類も豊富で、京都らしく小豆などの豆類やお米は充実しています。」
カフェとギャラリーが併設された雑貨などが売られたお店。来店した時に、2階のギャラリーでは陶器の個展をされてて、お皿を購入しました。
エースホテルから徒歩10分くらい。インパクト大の建物が見えてきたら、そのお店です。コンセプトがはっきりしていて、POPでCUTEな面白い雑貨が沢山あります。オーナーさんも素敵で、他にはないものが購入出来るので、ついつい色んなものが欲しくなってしまう。横の部屋はギャラリーになっていて、展覧会を催していることがあります。
●骨董市
今の自分の趣味やデザインにも大きなインスピレーションを与えてくれています。
母の影響で、高校生の時から通い出した東寺弘法市。器や壺。着物、置物など実家には、骨董市で買ってきたものに溢れています。毎月21日と決まっているので、なかなか行けないですが、高そうなものから、ガラクラと思うものまで、宝探しみたいに色々なものが並びます。
毎月10日に平安神宮で開催されている平安蚤の市。最近、母がよく通っていて、毎回何かしら買って来ています。この前は小ぶりの壺と木彫りのお盆を貰いました。
河井寛次郎記念館
清水寺の近く、五条通り沿いにある記念館。陶芸家・河井寛次郎さんが使っていた家を公開しているので、轆轤や登り釜などを見ることができます。ふとしたオブジェなども全てモダンでおしゃれ。この辺りは毎年お盆の前に、五条坂の陶器市があるのでおすすめです。
●puytoo
1stコレクションテーマである「The Split Body」身体の一部を切り取ったモチーフの新作。目と女性の腹部をイメージして作られた、puytooからは初めてのリングが登場します。
窪山貴美子さんの幼少期・思春期の憧れの存在
【『風の谷のナウシカ』のナウシカ】
子供の頃からアニメが好きで、妹とよく王蟲ごっこしてました(笑)20回以上観ていると思います。専門学校の時の課題のテーマにした程です。そのあと、植物が好きになった理由でもあるかもしれません。
大人になっても変わず憧れの存在
【スージー&ザ・バンジースのスージー・スー】
2008年、ロンドンでソロライブを観てから、80年代の時と変わらず格好よくて、こんな女性になりたいと思いました。
心を強くしてくれるもの、安定させてくれるもの、お守り
【友達】
どんな形でも肯定も否定もしてくれる人がいるのは本当に心強いです。環境の変化で会えない状況が続いたとしても、久しぶりに会ったり、電話で話したりすると、考えていることは同じだなとどこか繋がりを感じます。
心を強くしてくれる言葉、安定させてくれる言葉、自分の信念や座右の銘
【椎名林檎の『ありあまる富』の歌詞】
「もしも彼らが君の何かを盗んだとして
それはくだらないものだよ
返して貰うまでもない筈
何故なら価値は生命に従って付いている」
という部分が特に支えになっていることがあります。自分が培ってきたもの、生み出すもの、大切にしてきたものを他の人にいきなり奪われ、落ち込んでいた若い頃。自分が無駄に消費されているなぁと感じる時でも、自分自身がしっかりしていれば、大したことではないのだと勇気を貰える歌詞です。自分が奪われたわけではないし、自分が大切なものを自分が大切にすればいい。Bayukのコンセプトにも近い気がします。築き上げてきた人の背景は真似されても、その人自身にはなれないし、真似されてもそれを返して貰うまでもないこと、その人自身で築き上げていかないと価値にならないのかなと思います。