下水から立ち込めるなんとも言えない匂いと調味料の独特の香り。こんがらがった電線と甲高いクラクション音。バイクが足元まで迫る横断歩道。腕を見せつけるようにスピードを出すトュクトュク。活気のあるマーケット。立ち並ぶ巨大ショッピングモール。大都会バンコク、夜のネオン。規則的に並んで電車を待っている光景。2つしか知らない現地の言葉で挨拶をすると、必ず返してくれるタイの人達。
タイは食事の満足度が高く、終始何かを食べていた。塩分もしっかり高くて、着いた翌朝は瞼がしっかりと浮腫んだ。旅行中はなんでも食べていいよ期間。その土地の食事を思い切り楽しめ、とゆるさもないとやっていられんのでね。
南興利 →地図
双子なのかそっくりな姉妹が営むカフェ・南興利。ココナッツミルクと卵、砂糖などを煮詰めたカヤジャムをトーストにつけて戴く。シンガポールの定番朝ごはん。
益生甫記 →地図
Baan2459の前にある地元のおじさま行きつけコーヒーショップ。創業1919年の老舗カフェ。ディープな雰囲気のあった以前から改装されて新しさのある店内。このあたりは朝早くから開いている店も多く、地元民の憩いの場。上から観察。
Baytong Chicken Rice →地図
Ariにあるカオマンガイの食堂。タイ南部ベートン群から仕入れた鶏を使用し、肉厚でふっくら柔らかい他店とは異なった歯ごたえと弾力がある。ご飯に生姜が炊き込まれていてライスが絶品。
観光客に人気なピンクのカオマンガイと緑のカオマンガイ、そしてHoongも気になる。
Gapow Tapae →地図
アソークにあるエイジングミート、鶏と豚、牛が選べるガパオ専門店。辛いものが苦手なので、”Zero”にしたけど、少し辛さのある”Baby”方でも良かったかも。日本だと豚肉が多い印象だけど、鶏の選択肢があるのが嬉しい。アヒルの卵の目玉焼きも追加。バジルの風味が爽やか。
Hotel Royal Bangkok前の北京ダック →地図
ヤワラートの中心部にあるホテル・ Royal Bangkok前に、夕方から出店される北京ダック。一つから購入可能で約80円くらいで食べられる美味しさ。あの甘いお味噌と薄皮を道端でバクバク食べれる嬉しさ。
BAD POUTINE →地図
ソンワット通りを歩いていると誰もが吸い込まれていくその外観。ビールを飲みながら食事の提供を待つ観光客や若者たちでひっきりなしに夜まで賑わっている。プーティンとは、ポテトフライにグレービーソースをかけたカナダの代表的なファストフード。
林老五(リムラオゴウ ヤワラー店) →地図
2018年から6年連続でミシュランビブグルマンに掲載されている名店。バンコクの中で一番美味しかったかもな汁あり麺は、夕方の開店すぐに運よく入れたが、すぐに満席になり、行列ができるほど。フィッシュボールもニンニクの効いたスープも忘れられない。汁ありも汁なしも美味しかった。
しょっぱいの、甘いのの無限ループ。マッサージを挟み、最後に水分ならばとフカヒレスープを平らげるハシゴによるハシゴを繰り返す、胃が足りなすぎヤワラート通り。タイに渡った華人たちがつくったチャイナタウンは、観光客の熱気と相まって、深い時間までエネルギッシュ。観光客はほぼ欧米の方。
ナムタオフー →地図
ヤワラートの豆花といえば、ここか次にあげたバーハオティアンミー。大豆の香りが強めな温かい豆乳に胡麻団子。
バーハオティアンミー →地図
豆乳ベースとミルクティーベースのプリンがあり、タピオカプリン、マンゴープリンや杏仁豆腐、胡麻プリンなど豊富なラインアップ。ティアンミーとは、とろけるように甘いという意味らしい。
ヒアマック・チャイニーズ・デザート →地図
13歳の頃から店を始めたというおじいさんが営む創業何年よの、仙草ゼリーと生姜たっぷりの豆花のタオフワイ屋。営業時間もタイトで、完売したら閉店、地元の常連さんと観光客も多い、かなり人気店なので、朝からがお勧め。(ワットポー近く)
タイの定番デザート・”カオニャオ・マムアン“
ココナッツミルクで味付けされたもち米とマンゴーのデザート。そこにさらにソースをかけて。最終日の空港で食して、もっと食べれば良かったという名残惜しさで帰国。マンゴーが爽やかで、いちご大福のいちご的役割を果たす。ちなみに、空港での食事は、一階の片隅にある『マジックフードポイント』という元々空港職員のためにあったフードコートが空港価格でなく、早くてお得に設定されているのでおすすめ。
Old Day Bloom Cafe →地図
Kantima Salon というネイルサロンが2階にあり、新しくリニューアルされたカフェ・Old Day Bloom Cafeは、必ず訪れたいと思っていた。内装のかわいさだけでなく、メニューもこだわりが伝わってくる。オレンジコーヒーにハマったバンコク旅。日本では甘いシロップのオレンジコーヒーが多く、この味をまだ見つけられていない。タイはオレンジジュースがフレッシュ。
FV →地図
F.Vとはフルーツ・ベジタブルの頭文字の意味で、野菜と果物を中心に、タイ伝統のお菓子や料理、ドリンクを提供。倉庫をリノベーションし、昔ながらのタイの生活様式を取り入れた店内はモダンで、現代にアップデートされている。
a)pink rabiit Bob’s GOOD COFFEE →地図
この通りでは珍しく22時までやっているので、甘いものや少しお茶をしたい時に。ワットポー前にもあったのでチェーン店な印象だが、パンやケーキを焼いているところも見えて本格的。ソンワット通りや少し入った路地には本当におしゃれなお店が沢山あるので、次回もチャイナタウンやソンワット通りに滞在する予定。
→PIECES CAFE, Nuury Chestnut Ice Cream, SCR SongWatCoffee Roasters
Swerb Speciality / SWERB AND FRIENDS →地図
一階はコーヒーショップ。二階はSWERB AND FRIENDS。タイブランドを中心にアパレルと雑貨を扱っている。セレクトされてるものがおしゃれ。
Spacebar Design Studio (Spacebar Zine) →地図
チャトュチャック市場から徒歩で行ける商業施設内にあるスタジオスペース。Zineや映画のパンフレット、日本語で書かれた映画のポスターが置いてあり、タイ出身の好きなアーティスト・Juli BakerのZineも置いてあった。「何を見て知って来てくれたの?」ととても丁寧に店内を紹介してくださった店主お二人。
Bangsue Junction Shopping Center →地図
チャトュチャック市場の反対側にある赤い建物はアンティーク雑貨・小物・古着が集まるショッピングモール。最上階にはフードコートもあるので、長時間滞在しながら掘り出し物を探す楽しさがあり、多くのバイヤーも訪れている。
aoon pottery →地図
セラミックスタジオ&ギャラリー・aoon potteryは、その陶器に触れながら、飲食ができるカフェが併設。ここのオーナーさんが修行したチェンライの工房が唐津焼にルーツがあるとかで、ぜひ行ってみたかった。滞在するホテルの近くだったので向かったのだが、それらしいお店がなく、道を間違えたのかと思っていたところに、SNSで見覚えのある看板猫ちゃんが、ここだよと座ってお出迎え。しかし、残念なことにお店は定休日。海外あるあるGoogleマップでは開店中なってるがやっていないこと多めでドンマイ。
Aprilpoolday →地図
シーロムにあるタイ発スイムウェアブランド。エイプリル・フールを思わせる店名も心くすぐる。外観も店内も素敵でどこを切り取ってもスタイリッシュ。デザイナーは、ロンドンのセント・マーチンズで学んでいたそうで、ラメの水着やザリガニ柄のウェアが可愛かった。タイのファッションやクリエーションがとても熱くなりそう。タイのリゾートに行く前に、ここで水着を調達するのもあり。
NANA JEANNIE
Unformedで購入したNANA JEANNIEのリフレッシュバーム。容量が小さなものは95THB(約398円)なので、簡単なお土産に。手のひらで温めた香りで深呼吸をしたり、緊張でこわばる筋肉にアプローチするなど万能に使えそう。花粉に悩む今は、鼻の下にちょこんと。
花粉対策に早めに購入した喉スプレー・Kamillosan。スプレーが強めで、喉の痛い場所に一撃で当てられる最高商品。カモミール、ペパーミント、ユーカリオイル。余計なものが入っていなく安心して使える上、苦味もなく味もいい。爽快感が気持ちよく、機内の喉の乾燥対策にもおすすめ。BOOTSで購入。
Soap Opera bangkok →地図
99%食用成分でできた、さまざまな肌のタイプに対応するソープやオイルは手作り。プラスティックパッケージフリーなど環境にも配慮された商品。店内にはボトル回収BOXも設置され、売り上げの一部を数々の団体へ寄付をしている。丁寧に一つ一つ接客をしてくれ、日本語が出来るスタッフが対応してくれた。
コンビニには1回分の化粧品が商品棚一面に販売されていて、お試し用や旅行中に使えるお泊まり用としてスキンケアからメイク用品、シャンプー、UVケアの商品がたくさん。湿気に強いタイのコスメは、日本の夏にも良さそう。ばら撒き用に。
ラチャダムナン・ボクシング・スタジアム →地図
タイの国技であるムエタイの2大スタジアム。辰吉丈一郎も復帰戦で立ったことのある場所。渋滞でメイン試合が始まっていて観れずじまい。「今から入るにはもったいないから明日また来い!」と言われ、入れなかった残念思い出。
ワット・アルン・ラーチャワララーム →地図
夜、きれいにライトアップされたワットアルンをチャオプラヤー川の反対側から遠目で見て満足していたら、日中このあたりに行く機会があったので、せっかくならばと。なめていました、タイル装飾やその高さに圧巻。三島由紀夫『暁の寺』に描かれた有名な寺院。韓国の景福宮同様、レンタル衣装着用する人で溢れている。
トロック・モー朝一 →地図
狭い路地に生鮮食品や調理されたもの、日用品が並び、活気があるローカル朝市。
その他、クロントゥーイ市場なども結構な光景。食事をする上で大切な、命をいただく事がわかるかも。ワット・カチョンシリというお寺と併設され、釜で炊いたこぶみかんの葉などの40種の薬草スチームのかなりローカルなサウナもぜひ。
Bann 2459 Heritage Boutique Hotel →地図
ヤワラート通りから少し入ると現れる小さなお宿。併設したカフェでチェックインしウェルカムドリンクをいただいた後、ホテル内を散歩していたら迎えてくれたセーラームーンのルナみたいな黒猫ちゃん。英語があまり通じないのもローカル感があっていい。
Jasmine City Hotel →地図
シティに滞在するホテルを選ぶ時の基準は、効率よくまわるための立地の良さと旅の疲れを癒す湯船があること。7時間以上の飛行時間。できるだけ早く身体を回復させ、普段とは違う場所に来た緊張感を夜のうちに戻したい。
ビジネスで使っている人も多いJasmine City Hotelは、部屋にキッチンと洗濯機が付いていて、トイレも2つ。68平米の広さで一泊約15,000円台(タイムセール)なお値段。かなーり快適だった。ここ、住みたい。バンコクは予算含めてホテルの種類の選択肢が多いのもいいところ。その時の旅行の目的に合わせて選べる。アソークにあるので周りにお店も充実し、すぐに電車に乗れるので立地が最高にいい。このエリアは渋滞がひどいので、電車移動がおすすめ。
バンコクは、遺跡で有名なアユタヤ、パタヤやサムイなど観光客でも海にも出やすく、交通手段も多くある。チェンマイやプーケット等、飛行機での移動の選択を含めると、バンコクから離れて遊ぶ日も多めに設定するとタイをより楽しめそう。タイの魅力はまだまだ奥が深そうだ。
彩色
沢山の国に行きたい理由の一つに、その国独特の色彩感覚があって、SNS上の【映え】だけでなく、自分の目でなるべく感じたい。経年変化したカラフルな建物や壁。プラスティック大国ならでは、屋台の隅に置かれたプラの色の洪水。汗水たらして働くおばさま達の色のスタイリング。それを見ているとゾゾゾとしてくる感覚がある。だけど、日本でも生活に慣れて注目していないだけで、日本の色遣いの良さは必ずある。生活する上で自分の住んでいる場所でも、ちゃんと意識して見ていたいと、海外に来るといつも思う。綺麗なもの、清潔なもの、美しいものだけでなく。
色の持つパワーは強く、目で見たものは頭の片隅にきっと記憶される。コラージュ制作の上でもこれからも必ず役立つはず。『白は200色ある』というアンミカの名言通り、生きている間に見たことない色に沢山出会いたいと思っている。